仮契約交渉は約１時間に及んだ。「遠回りしてほしくない。夏過ぎ、年内には１軍で投げてほしい」と願う大渕隆スカウト部長からは、ドラフト１位右腕を迎える“美辞麗句”ではなく異例ともいえるいきなりの“注文”が出された。それが、高卒１年目での１軍登板を期待するからこその“３カ条”だった。

　（１）サインは活躍してから　プロ入りが決まった地元のスターには大量の“サイン攻め”も予想されるが、大渕部長は「求められても断る。活躍してから書けばいい」。ちやほやされて勘違いするなとの親心がそこにある。

　（２）お金の使い方　契約金１億円、年俸１０００万円で合意したが浪費は禁止。吉田も両親にプレゼントを計画している一方で「使おうとは思わない。ためようと思います」と冷静だ。

　（３）休日の過ごし方　米大リーグ挑戦という夢を実現するため、休日も周囲からの誘いを断り、ひたむきに野球に取り組んだ大谷の姿を伝えられた。

　指名あいさつの際には、栗山監督が外出時の事前報告を義務付ける「大谷ルール」を適用することも通達した。「（大谷は）目標が明確だった。野球をやるための環境をつくれるのが一流の選手」と大渕部長。大谷と同じ東北出身で、同様に大きな注目を浴びてプロの世界に飛び込む吉田にも、ストイックに取り組むことを求める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00000010-sanspo-base

ハムの先発ローテ決まってるの上沢しかいないからすぐに一軍呼ばれそう