アストロズのサイン盗み、ＭＬＢが「選手ほぼ全員が計画関与」と認定

　【ロサンゼルス＝佐野司】米大リーグのアストロズがワールドシリーズを制覇した２０１７年にビデオカメラを使ってサインを盗んだとされる問題で、大リーグ機構（ＭＬＢ）は１３日、球団に対して最高額の罰金５００万ドル（約５億５０００万円）、ルノー・ゼネラルマネジャー（ＧＭ）とヒンチ監督の今季活動停止などの厳しい処分を下すと発表した。

　球団は同日、処分を受けて２人を解任した。２０、２１年のドラフト１巡目、２巡目の指名権を剥奪（はくだつ）する処分も科された。

　ＭＬＢが発表した調査結果によると、チームは１７年、本拠地の外野に設置したカメラで捕手のサインを撮影し、ベンチ裏のゴミ箱をたたく音などで打者に球種を伝達していた。同年のシーズン序盤から選手が主導、実行し、ＭＬＢは「選手のほとんど全員がこの計画に関与していた」と認定した。チーム内では公然と行われ、１８年も一定期間、撮影が続いたという。

　ＧＭと監督の処分を決めたことについて、ＭＬＢは「（２人は）選手がルールを理解し、それを順守するようにさせる責任がある」と説明。選手に対する処分がないことについては「大量の選手が関与し、現在は別のチームでプレーしていることを考えると（特定したり、処分したりすることは）現実的ではない」としている。ルノーＧＭは１１年１２月に就任、ヒンチ監督は１５年シーズンから指揮を執っていた。
https://news.nifty.com/article/sports/baseball/12213-527672/

アルトゥーベもブレグマンもスプリンガーも？