◆パ・リーグ　日本ハム７―１オリックス（１日、札幌ドーム）

　パ・リーグ５位の日本ハムが、今季札幌Ｄでは最多となる１万９１０９人が集まった本拠地最終戦を快勝で締めくくった。

　初回にいきなり無死満塁のチャンスを作ると、中田翔内野手（３１）の遊併打の間に１点を先制。２回には渡辺諒内野手（２５）、清宮幸太郎内野手（２１）の連打で無死二、三塁とすると、野村佑希内野手（２０）が中前２点適時打。さらに中島卓也内野手（２９）も左前適時打で続いてリードを広げた。

　野村は「キヨさん（清宮）が打ってつないでくれたので、楽な気持ちで打席に入れました」と先輩に感謝。中島は「（本拠地）最終戦なので気合が入りました。やっぱりお客さんの力はすごいな、と感じました」と振り返った。

　３回にはまたしても２死一、二塁から野村が右翼への２点適時三塁打。７月に右手小指を骨折して手術を受け、リハビリを経て１０月２９日に１軍に昇格したばかりの“ジェームス”こと野村が４打点と大暴れ。「しっかり振り切ることができました。追加点を取ることができてよかったです」とうなずいた。プロ初登板初先発だったオリックス先発の本田から４回までに７点を奪って、試合を優位に進めた。

　先発した有原航平投手（２８）は、５回８４球、３安打１失点で８勝目。三者凡退は２回だけだったが、走者を背負いながらも粘投を見せ「序盤から先制してもらいましたが、ランナーを多く出してしまい、いいテンポで投げることができませんでした。ただ、味方のいい守備と宇佐見の好リードに助けられました。打線の援護と守備に感謝したいです」とコメントした。

　投打がかみ合って快勝。栗山監督は本拠地最終戦となる試合前に「いろんな最終戦の迎え方があるけど、悔しさと申し訳なさかな」と振り返っていた。この試合はドラフト１位・伊藤大海投手（２３）＝苫小牧駒大＝が観戦。「独特の空気感もあるので、そういう中で来年から自分もプレーできるって考えるとすごいワクワクする部分が多いです」と心を躍らせていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91ad743a2b6f20ed234b68397bf1dfe4088942c4

ｶｯﾀﾃﾞｰ

おつかれさんや