日本ハムの吉田輝星投手（20）が、20日に沖縄・金武で行われる楽天との練習試合で先発登板することが16日、分かった。楽天の田中将大投手（32）も日本球界復帰後初先発する一戦。前クールの3試合が雨天中止となったことで“初対決“が決まった。この試合には、日本ハムの伊藤大海投手（23）と、楽天の早川隆久投手（22）のドラ1コンビも登板する予定で、注目度は増すばかりだ。

　3試合連続中止が、思わぬ運命を引き寄せた。7日の紅白戦（名護）で今季初登板を果たした吉田は、13日の紅白戦（名護）で登板する予定となっていた。しかし、11日の阪神戦（名護）が雨天中止となったことで、きょう17日のロッテ戦（名護）での先発にずれ込んでいた。

　それだけでは済まなかった。13日の紅白戦（七回制）、さらに14日の楽天戦（名護）も雨に見舞われ、まさかの3戦連続中止。投手に与えられる予定だった32イニングを失ったことで、やりくりも難しくなった。吉田がブルペンで100球以上の投げ込みを複数回行っていたこともあり、首脳陣は20日の楽天戦に回すことを決めた。先発で3イニングほど投げる予定だ。

　その試合では、楽天・田中将が復帰後初実戦のマウンドに臨むことが決まっている。田中将は1、2イニング投げることが見込まれており、思わぬ形での投げ合いが実現することになった。
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ドラ1カルテット対決や