開幕直前に訪れた、絶好のアピールチャンスを逃さない。19年育成3位の日本ハム長谷川は「支配下入りは目標にしているけど、開幕メンバーに入れたら自然とついてくるもの。まずは、そこを目指しています」と、日に焼けた表情を引き締めた。14日まで行われた広島遠征で1軍に合流。出番こそなかったが、16日ロッテ戦（札幌ドーム）からのオープン戦残り5試合も1軍に同行予定だ。

首脳陣の評価は高い。9日教育リーグDeNA戦（横須賀）では、2番手で登板し2回4失点。それでも「打たれたけど、いいボールを投げていた」と栗山監督の評価は変わらず「タイプ的には後ろ（リリーフ）に見えるけど、立っている姿に先発っぽい雰囲気がある。育成から選手が上がって来るようになれば、チームが活性化する」と期待を込めた。

本人も長いイニングを投げられるよう、心構えが変わってきた。長谷川は「パワーピッチングで強い球を投げようと力んでいたけど、少しずつ力が抜けて、打者を見ながら投げられるようになってきた」。変化球も、フォークボールだけでなく、先発仕様にスライダーやカットボールを習得中だ。

昨季、あと1歩のところで逃した支配下入り。「抑えも先発も、どちらも出来るのがベスト。まずは与えられたマウンドで、自分のパフォーマンスを出せるよう頑張りたい」。背番号113の、猛アピールに注目だ。
https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202103150000779_m.html

ガチれば先発も余裕