１４年ぶりの頂まであと２つ。現地時間２０日午後７時（日本時間２１日午前８時）プレーボールの準決勝メキシコ戦（ローンデポ・パーク）を前に、侍がまた強固な一枚岩となる。１９日の夜、メンバー全員が参加する決起集会が開催される予定だ。音頭を取るのは、ダルビッシュだ。

　侍の精神的支柱は、さかのぼれば宮崎強化合宿からチームの中心であり続けた。合宿最初の休日には、投手陣全員で焼き肉店へ。当初一歩後ろに引いていた宇田川に手をさしのべた。最終的には「宇田川さんを囲む会」と称した投手会は大盛況。一気に仲を深めた。さらに合宿中、山川、近藤、源田、大城、牧の野手陣とも食事をともにすると、名古屋では野手会にも参加した。

　極め付きは大阪に移動した５日だ。１次ラウンド開催前に大谷や吉田らメジャー組や、辞退した鈴木誠也（カブス）に代わって侍入りした牧原も顔をそろえた中で決起集会を開催。大谷が乾杯の、ダルビッシュが締めの挨拶をそれぞれ務めた。焼き肉で英気を養った侍ジャパンは１次ラウンド、準々決勝を５連勝で駆け抜け、アメリカまでやってきた。

　約１カ月の”即席チーム”となる侍ジャパン。それだけに、１回の食事会はチームメートの仲を深める重要な時間だ。中野は「みんなで一つになってやろうということで、とてもいい雰囲気で食事会ができた」と言う。さらに高橋宏は５日の決起集会で隣のテーブルにいた大谷に話しかけ「すごくためになる話が聞けた」と若手選手が成長のヒントを見つける会にもなっている。

　栗山監督は１６日の準々決勝イタリア戦後「今回はダルビッシュジャパンと言ってもいいくらい。彼がやってくれたことはチーム、野球、そして将来のためでした」と称賛。そんな身を粉にしたチーム最年長は、最後まで自らの役割を全うする。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4c79856881f7a9cf8fc76e99d9d95e151ee1ef0

すっかり兄貴になったな。
坂本とか柳田とかいなくてよかったかもしれんね。