◆米大リーグ　エンゼルス５―８マーリンズ＝延長１０回＝（２７日・アナハイム＝エンゼルスタジアム）

　エンゼルス・大谷翔平投手（２８）が２７日（日本時間２８日）、本拠地・マーリンズ戦に「３番・投手、指名打者」でフル出場。投げては６回２失点で勝利投手の権利を得ながら、救援投手が逆転を許し６勝目は消滅し、打っても４打数無安打だった。チームは延長１０回に守備でのミスが連発して４点を失い、２連敗となった。

　マーリンズの先発はエドワード・カブレラ投手（２５）。大谷は初対戦だった。１点を追う初回２死走者なしの１打席目は左飛。同点の２回１死一塁の２打席目は二ゴロ、１点を追う５回１死一、二塁の３打席目も二併打に倒れた。１点を追う７回１死走者なしの４打席目に、３番手右腕・ブラソバンから四球を選んで１０打席ぶりに出塁。すかさず今季７個目の盗塁となる二盗も決めたが、得点にはつながらなかった。４―４の同点で迎えた９回無死一塁の５打席目は、５番手右腕・フローロの前に三直に倒れて１１打席連続無安打となった。

　投げては初回に自らの失策もあって２死一、三塁のピンチを背負うと、元ＤｅＮＡ・グリエルに左前適時打を浴びて先取点を献上。同点の５回２死一、三塁でアラエスに右前適時打を浴びてリードを許した。６回１０９球で、６安打２失点、１０奪三振。最速は１０１・０マイル（約１６２・５キロ）も計測し、６回に逆転して６勝目の権利をつかんで降板したが、１点リードの７回に２番手・シルセスがソレアに逆転２ランを浴びて、大谷の白星も消えた。

　それでも８回先頭のウルシェラが２号ソロを放って再び同点。８回裏に試合を振り出しに戻して、延長に突入した。延長１０回１死一、二塁では、代打・クーパーの当たりを左翼手・モニアクが捕球しきれず（記録は二塁打）、１点のリードを許し、さらに２死満塁で投併打かと思われたが捕手・タイスがホームベースを踏んでおらず１点を失い、さらにハンプソンに２点適時も浴びてリードを４点に広げられた。
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投手大谷の日にひどい試合になってマーリンズに連敗