日本ハムの松本剛内野手（26）がシーズン中に結婚していたことが30日、分かった。お相手は東京都出身で年上の一般女性。知人の紹介で知り合い、順調に交際を重ねてゴールインした。松本は7月に右肘手術を経験。夫人の支えもあり、地道なリハビリを乗り越え、10月に実戦復帰を果たした。「来季は成績を残してチームに貢献したい」。決意新たに17年以来のレギュラー返り咲きを目指す。
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　来季に懸ける思いは、一層強くなった。生涯のパートナーを得た松本は「2年間結果を残せてないので、好成績を出して奥さんに喜んでもらいたい。来年は活躍して、気持ちよく結婚式を挙げることが目標」と、力強く決意を口にした。

　出会った日から、運命の人に魅入られた。「落ち着いていて気が利くタイプ。付き合ってからも、結婚するならこの人と思っていた」と、おしとやかな立ち居振る舞いに心ひかれたという。「僕の調子がいい時も悪い時も、自然体でいてくれる。ガツガツしていない。そういう性格が、よかったのかな」と、結婚の決め手を明かす。

　苦悩の日々も、二人三脚で乗り越えた。今季は右肘痛に悩まされ、6月15日の2軍楽天戦を最後に実戦から遠ざかった。7月22日には右肘関節遊離体切除、ドリリングの手術を受け治療に専念。ゲーム復帰までに長い時間を要した。地道なリハビリで心落ち込む日は、夫人の存在が支えになったという。

　松本は「リハビリ中につらい、苦しいと言ってたら『来季に向けて手術を決断したんだから、悔しいと思うけど頑張ろう』と励ましてくれた。けがをしてナイーブになった時期だから、大きな言葉だった」と、優しい人柄に感謝する。